私は大阪でマンションを経営しています。こうやって話すと高い収入を楽して得ていると思われるかもしれません。
でも大阪は新しいマンションが毎月のように建っています。ですから、私が持っている築30年という古いマンションにはなかなか借り手がいないんです。
気づけはマンションの3割近くが空室になっていました。これ以上空室が増えれば本当にマンションを売却しなくてはならないと考えていました。
最後の手段として家賃を大幅に下げる空室対策をしようと考えていたほどです。
ですが、そんなときに私のマンションよりも古いのに入居者が後を絶たないというマンションの存在を知りました。
そのマンションは特別に立地が良いというわけではありません。間取りも私のマンションと同じようなものです。しかも、家賃は私のマンションよりも2万円も高かったんです。
そんな条件でありながら、どうしてこれほどにまで差が出てしまうのか最初は不思議で仕方ありませんでした。ですが、その答えはすぐに分かりました。
そのマンションは全ての部屋がリノベーションされているんです。
外観は決して綺麗なマンションではありませんが、部屋は新築そのものです。
トイレやお風呂は最新の設備が整っているんです。
この部屋なら入居者が後を絶たないのが納得です。家賃も安いと感じるでしょう。
これまで私は空室対策には家賃を下げるしかないと考えていました。ですが、リノベーションすることで家賃を上げることも出来るんです。
もちろん、この空室対策には費用がかかります。ですが、これで全ての部屋が埋まればすぐに回収できる費用です。結果的には大きな利益になります。
これからも大阪には新しいマンションが増えていきます。古いマンションを経営している私には不利かもしれません。ですが、リノベーションという空室対策を選べば問題なく収入を得ていくことが出来そうです。