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リフォームと模様替えの違いとそれぞれのメリット

住んでいる家を建て替えることなく内装や外装を変えることできれいな状態に戻したり、よりよい環境へと改善することができます。これを一般的にリフォームと呼んでいますが、その方法やアプローチによって内容に大きな違いが見られます。

とくに大きいのは一般的な意味で使用されるリフォームと模様替えの違いです。前者は改築、後者は改装とも呼ばれており、リフォームを検討する場合にはどちらを選ぶかをよく検討したうえで判断する必要があります。

この世間一般で言うところのリフォームと模様替えとの間にある大きな違いは「家にどこまで手を加えるか」です。模様替えの場合は基本的に家の設備に手を加えることがないのに対し、リフォームの場合は新しい設備を導入したり、壁を取り除いて間取りを広くしたりといった手を加えるのが大きな目的となっているのです。

当然、この違いは工事の内容にも大きく影響します。模様替えの場合はそれほど大掛かりな工事が行われることはありませんが、リフォームの場合は内容によってはかなり規模の大きな工事が必要になります。たとえばキッチンやバスを全面的にリフォームする場合には工事が終了するまでは使用することができませんし、メインの工事が行われる間は家そのものに住むことができないケースも出てきます。

この点は両者のメリットとも深く関わってくるでしょう。模様替えの場合は内装や外装を壁紙の張替えや塗装のやり直しなどによって比較的簡単に環境をよくすることができるのに対し、リフォームはキッチンやバスなど工事を行った部分の環境を大幅に変更することによって環境をよくすることができます。そのためリフォームの方がその後の生活への影響や改善効果が大きくなるのに対してどうしても費用がかかります。

このように「どこまで今の環境を変えたいのか」によってリフォームと模様替えのどちらが適しているのかが変わってきます。費用の問題だけでなく、その後5年、10年と住み続けたときにどうなっているのかも考慮したうえで模様替えで済ませるか、リフォームで大胆に変更するかの判断が求められるでしょう。