排水管の工事費用

排水管はある日急に調子が悪くなることが多く、異常が生じるなりたちまち日常生活に支障をきたしてしまいます。そのため早く何とかしたい、と焦ったあまり業者をよく吟味して選ぶ余裕がないまま修理・工事を依頼してしまうケースが少なくありません。その結果明らかに相場よりも高い費用で依頼することになってしまったり、当初の見積もり金額をオーバーして追加料金を請求してくるといった悪質な業者に引っかかってしまうといった問題も生じます。

そんな排水管の工事で失敗しないためにも費用の内訳やどのような工事が行われるのか、事前にしっかりと把握しておくことが大事です。そして見積もりの段階で内容をチェックし、必要な工事が含まれていない、材料費が記されていないといった不審なところがないかどうかをチェックしていきます。こうした知識を踏まえておけば見積もりの段階でその業者が信用できるのか、後になって追加料金を請求させられるようなことが起こらないかどうかを判断することもできます。

まず工事費用の見積もりをチェックする場合には工事に使用する材料がきちんと記載されているかどうかを確認しましょう。そのうえでどのような工事を行うのか、具体的な内容をチェックします。排水管のどの部分がおかしくなって、どういった工事を行うのか、口頭で詳しく説明してもらうのがベストです。

それから材料費や工費のそれぞれの金額が記入されていないケースも多く、総額だけが示される見積もりもあります。これだと詳しい内訳がわかりませんから、曖昧な点を解消するためにも詳しい記入を求めましょう。あとになって「この工事は思っていたよりもお金がかかる」といったようなことを避けるためです。

排水管の工事費用は新築時の水道管の引き込みで30万〜50万円程度、水道管の老衰や排水溝の詰まりでは3万円から高くても10万円程度です。あまりに法外な費用が請求された場合には疑ってかかる必要があります。基本的には2社以上の業者に見積もりをして費用の相場を確認した上で判断した方がよいでしょう。