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賃貸物件における防音環境づくり

学生にとって静かな環境で生活できるかどうかは非常に重要です。とりわけ大学生は都心近くで賃貸物件を借りて一人暮らしをするケースも多いだけに賃貸物件選びの段階から騒音の問題にこだわって探していく必要があります。できれば防音設備が整ったところがよいわけですが、それだと家賃がどうしても高くなってしまうだけに音の悩みを抱えにくい自分なりの防音環境を用意できる賃貸物件探しが求められます。

隣接する部屋、上下の部屋からの騒音を防ぐポイントはたくさんあります。まず角部屋や最上階を選ぶ、つまりできるだけ接している部屋の数を減らすのです。ただ角部屋でも車が多い通りに面している場合や、地上階だと外からの騒音に悩まされることもあるので注意しましょう。

それからどんな人たちが住んでいるのか、賃貸物件の環境を確認しておくこと。小さい子どもがいるところはどうしても音が多くなりますが、学生の場合はそれ以上に同じ学生が入居して大きな音を出していないかどうかを確認しておきましょう。学生向けの安いマンションの場合はとくにこの点が重要なポイントとなってきます。

この点に関して管理がどの程度行き届いているかも大事なチェックポイントです。管理人がいて騒音の問題に迅速に対応してくれる、掲示板や貼り紙で騒音に関する注意喚起が行われているなど。また学生寮の場合は寮長がいるので安心という面もあります。管理する側が騒音に対して無頓着だとどうしても物件全体がうるさくなってしまいます。

自分でできる工夫もあります。隣と面している壁に本棚や家具を配置する方法。家具を遮蔽物にするわけです。とくに本棚など背の高い家具がお勧めです。逆にテレビやオーディオをおくと音が漏れやすくなり、隣の住民の迷惑になるので注意したいところです。

こうした工夫ひとつで安い賃貸物件でも防音性に優れたところを見つけることが可能ですし、対策ひとつでさらに防音性を高めることも可能です。都心で賃貸物件を探す大学生はよく踏まえたうえで物件をチェックしてみてはいかがでしょうか。