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防音性に優れた賃貸をチェックするポイント

賃貸物件を探す上で防音性は非常に重要なチェックポイントです。ちょっとした物音が隣や上下の部屋に聞かれてしまうような環境だと音を立てないようにおっかなびっくり生活しなければなりませんし、逆に隣人の物音に迷惑をこうむってしまいやすくなります。

しかし音楽をやっているなどよほどこだわりがない限り防音設備が整った賃貸物件を借りるのは予算の都合上からも難しいでしょう。ですから防音設備が整っているかどうかではなく、建物の作りがそもそも防音性に優れているかどうかをチェックしていきたいところです。

そのためにはまず壁や床の厚みをチェックすることが第一です。当然厚みがあればあるほど遮音性に優れていますから、厚い物件の方が適していることになります。一般的に壁の場合は180ミリメートル以上の厚みがあると十分な遮音性を確保できると言います。壁の厚みを自分で計るのは難しいですから、不動産会社にしっかりと確認しておきましょう。

なお、床に関しては飛び跳ねたときなどに加わる衝撃に対してどの程度の耐性を備えているかを示す数値もあります。「L値」と呼ばれるもので、軽量の衝撃に対する耐性を計る「LL値」と重量の衝撃への耐性を計る「LH値」の2種類があります。これは数値が低い方が遮音性に優れている形になるため、これも不動産会社に確認しておくとよいでしょう。上の階に小さい子供がいる世帯が入居している場合にはこの点が快適な生活を送れるかどうかの大きなポイントにもなります。

もっと基本的なところでは構造による防音性にもチェックが必要です。木造よりも鉄筋コンクリート造と鉄骨鉄筋コンクリート造の方がコンクリートの重みで音の振動が伝わりにくいので防音性に優れています。さらに鉄筋コンクリート造の方が鉄骨鉄筋コンクリート造に比べて一般的に防音性が優れているといわれるのでこの点も踏まえたうえで賃貸物件探しを行っていくとよいでしょう。賃貸物件探しのちょっとしたコツとして役立てていくことができるはずです。