ペットの葬儀と埋葬について

ペットの飼い主にとって最後の役目といえるのが葬儀と埋葬です。どれだけペットと素晴らしい日々を過ごすことができたとしても必ずお別れのときがきます。素晴らしかった日々を美しく締めくくり、いい思い出にするためにもペットにとってできるだけよい形で葬儀と埋葬をしたいものです。

そんなペットの葬儀と埋葬を行う業者も増えています。お寺がペットの葬儀を執り行い、納骨堂やお墓を用意するケースも見られます。選択肢が増えている分、本当に相応しいサービスと環境を用意してくれるところをしっかりと選んでいく必要があります。

まず知っておきたいのはペットの埋葬と葬儀にはいくつかの種類があること。葬儀では人間と同じように飼い主が立ち会うことができるものとペットの亡骸を預けた後は一任するものに分けることができます。当然前者のほうが料金が高くなります。なお、店舗やお寺など火葬を行う場所まで訪れるのではなく、火葬ができる装置を設置した火葬車に自宅まで来てもらって葬儀を行うサービスを提供しているところもあります。

さらに埋葬方法では個別のお墓を作るか、合同墓に入れてもらうかの選択肢があります。個別の方が思いいれをもってお墓参りができるわけですか、その分毎年の維持費がかかります。合同墓ではほかのペットと一緒に埋葬する形になり、維持費などはかかりません。ペットのお墓は人間とは異なり子孫がずっと受け継いでいくというわけにはいかないため、維持できなくなってしまった段階で合同墓に移されるのが一般的です。個別の墓を希望する場合にはこの点も考慮したうえで本当に自分にとって相応しい選択肢なのかどうかを考えるようにしましょう。

お墓参りをできるだけしたい場合には自宅からのアクセスが便利かどうかも大事な点です。いくらよい環境でも家から遠い、駅からのアクセスが不便といった環境ではなかなか難しい部分もあるので注意しましょう。できるだけよい環境で葬儀と埋葬を行い、しかもその後お墓参りや法要などでよい付き合いができる場所を選ぶ、これが基本的なポイントとなりそうです。